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MBAってどんなことを勉強するのか?経営のバックグラウンドがなくても無事に修了できるのか?不安な日々を日記に綴ります。
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3月30日で、MBAの授業がとりあえず終わりました。
あとは、春休み明けの5月にある試験をクリアするのみ。

ターム中に試験を組み込むという無茶なスケジュールのお陰で、休み明けの試験の数はわずか6科目だけ。
ちなみに、10月から12月15日までのタームA中に3科目、1月15日から3月30日までのタームB中に6科目の試験を既に終えています。

試験の結果もボチボチと発表されています。
試験結果の感想は、『マネージメントの思考って法律家の思考しか持っていない人には向いていない』ということ。

発表された4科目だけだけど、試験はとりあえず受かっていました。が、成績がいまいちで、メリット2つにパス2つ。ディスティンクションなどありません。

LLM(法律修士課程)の時の試験の経験を生かし、自分としては、ファーザーリーディングのジャーナルなども読んだし、ロジカルに回答したつもりなのだけど、マネージメント特有の『実際の例や自分の経験を挙げて自分の意見を付加する』というのが上手くできていなかったのでは、と原因を分析しています。

LLMの時は、勝手に自分の意見を書いても、『じゃ、何か貴方の意見をサポートする学者の意見や判例、判例の補足意見などあるの??』という案配に、必ずオウソリティが要求されます。
自分の意見や経験を書くだけなど、御法度。
論証も、積み木を順番に積むような論理的思考が要求されます。

例えば、事例問題の場合、法律要件や判例で確立された要件をまず指摘し、その判断に必要な材料のみを問題文から摘出し、分析して、分析に必要であれば、別の法律や判例を指摘して、問題文に当てはめる、そして、場合分けして、各当事者の結論を書く、という具合です。

こういうのを何の疑問もなくチャカチャカ出来るというのが、リーガルマインドというのかも知れません。

マネージメントという学問は、学問とはいえ、もっとダイナミックで実社会的な感じがします。
経済学者の中には、『経営学は学問じゃない』という方もいるようです。

そりゃそうですよね。株主に、
『マイケル・ポーターの説によるとこういう対応がベストだということだったので、そのようにしましたが、結果は残念なことに終わりました』
とロジカルに説明しても、金返せ!とか責任取れ!って怒られますよね。
逆に経済学って現実と分離しているような気もします。

論理的な方が良いとかダイナミックな方が良いとかいうつもりは全くありません。
でも、春休みに入ったので、イギリスの労働法の基本書を趣味で読み始めましたが、とても面白くて仕方ありません。
やっぱり、法律の方が向いているのだと実感しました。
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プロフィール
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金熊妻
性別:
女性
職業:
今は大学院生
趣味:
蒸留酒、クリケット・サッカー観戦
自己紹介:
2006年秋からロンドン大学Royal HollowayのMBAに通うことになりました。経営についての基礎知識はグロービスのMBAシリーズ本で仕入れたのみ。無事修了できるか不安が一杯です。
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