お題は、1クラス約60人が12グループに分かれ、それぞれ思うところの企業の商品をプロモートするもの。
例えば、Virginの宇宙旅行をプロモートするチーム、台湾をプロモートするチームなどなどで、金熊妻のチームは、「ケンタッキーフライドチキンがイギリスでチキンスシロールを販売した」という架空の設定の下、これをプロモートしました。
どのチームも、ビラを作ったり、ビーフンを作って振る舞ったり、マトリックスっぽく黒装束に身を包んでプレゼンしたり、再現VTRを作って流したり、などなど、かなりエキサイティングで楽しかったです。
クラスには、パキスタン人が20人近くいるのですが、パキスタン人5人で構成されたチームが、ウイスキー『ジョニーウォーカー』をプロモートしていました。
彼らは、紙コップにジョニーウォーカーを少しずつ入れてみんなに振る舞っていましたが、プレゼン最後に、ウィスキーの入ったグラスを片手に、『ジョニーウォーカーは世界の酒!!かんぱ~い!?』というや否や、グイッと飲み干してしまいました。
あれれ??パキスタンって人口のイスラム教が97%では(ウィキペディア情報)??
アルコール、飲んじゃっていいの?
と疑問に思ったのですが、彼らはプレゼン後も余ったウィスキーをグラスに注いではちびちびと祝杯していました。
いずれにせよ、MBAの生徒のプレゼンは独創的で、アイデアがいっぱい詰まっていて、10秒に一回は笑いを入れる心遣いがあり、本当に素晴らしいです。
この辺のプレゼン能力は、およそLLMの生徒には見られなかったものです。
しかし、アメリカのMBAと違い、2年のプロセスを1年で終わらせるイギリスのMBAでは(ロンドンビジネススクールはイギリスでも唯一2年のタームですが)、タイムテーブルがかなりハードなものになることが珍しくないようです。
この下に、pdfファイルで、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ(Royal Holloway)の春学期(2006/2007年度1月15日から3月31日まで)のタイムテーブルをアップしておきますので、参考にして下さい。
また、各大学のHPには、タイムテーブルを公開しているところもあるかもしれませんので、入学申し込みをされる前にチェックされてみるのも良いと思います。
同じ大学でも、前年度と次年度で全くタイムテーブルのハードさが違うこともあり得ることを知って頂くため、ロイヤルホロウェイの2005/2006年のタイムテーブルも下にアップしておきます。
]]>更新を恐ろしくサボっていた理由は、一重にMBAのコースワーク(冬休みの宿題)が3つもあったせいです・・・。
しかも休み明けには試験が4つもあります。
冬休み自体は、大学により、また、カレッジにより異なるようですが、Royal Holloway(ロイヤルホロウェイ)の場合は12月16日から1月14日までの冬休みです。
ちなみに、夫のクイーンメアリーは、同じロンドン大学なのに、12月15日から1月7日までと、少し短いようです。コースがLLMなので、コースの違いも関係しているのかも知れません。
ところで、Philosophy of Managementのコースワークについて、面白い経験をしました。
コースワークは与えられた問題をケーススタディを読んで応えるというものなのですが、ケーススタディがE-メールで(pdfファイル形式)で送られてきました。
ところが、そのファイルを空けるには『Seal Maker』というソフトをまずダウンロードして、そのソフトで自分のパスワードを設定した上でないと、空けられない仕組みになっていたのです。
『ふ~ん。そんなセキュリティソフトがあるのか・・・』と感心しながら、その『Seal Maker』をダウンロードしてインストールしようとしたら、
『貴方のXPは英語バージョンですか?』と(英語で)聞くではないですか!
しかも『No』と応えるとインストールが中断され、セットアップできないのです!
ほとんどの日本からの留学生の場合(もちろん中国からの生徒さんも)、おそらくOSは母国語バージョンではないでしょうか?
しかもその場合、ソフトをインストールできず、ケーススタディも見れない!!という自体に陥るのではないのでしょうか(パソコンにあまり詳しくないので、もしかしたら解決策があるのかもしれませんが・・・)?
実際、台湾のクラスメイトはファイルを開けることが出来ず困っていました。
幸い、私のPCはイギリスで買いかえたものなので、もちろんソフトのダウンロード・インストールともうまくいきました。日本から持ってきたPCが年末に壊れてしまったことが幸いしました。
このような自体は今回だけに限りません。
大学の電子ジャーナルなどに家のPCからアクセスするための『イントラネット』というシステムを利用するときにダウンロードしなければいけないソフトも、同様に、ウィンドウズの英語版であることが要求されました。
このような自体を想定すると、留学に際して日本からPCを持ってくるのではなく、こちらで買い直した物を使用することにも、相当なメリットがありそうです。
ちなみに、こちらで買ったPCでも、Windowsのホームページから日本語ソフトを無料でダウンロードできますので、日本語を打つのには不便がありません。
]]>ということで、SUSTAINABILITYの試験が今年最後の試験となりました。
試験は、本当はエクスターナルの学生に不公平になるので許されるべきではないのでしょうが、6日に行われたREVISIONクラスのときに先生が問題をすべて公表してくれました。
ということは逆に問題が難しいことを意味しており、先生が答案の量も重視するというような発言もしていたので、試験準備はかえって大変になりました(REVISIONクラスの次の日1日しか準備時間がないのも問題!)。
試験中は壮絶の一言につき、LLMの時を含めて未だかつて書いたことがない程の量を書きました(追加用紙を2回ももらいました)・・・。
試験後は首の筋肉は張るし、手はしびれるしで疲労困憊・・・。
でも、帰りにスーパーによって、ロゼのスパークリングワインを購入し、帰宅後祝杯を挙げる元気は残っていました。
ちなみに、この下にInformation Systemsのサンプル試験問題を載せておきます(Word)。
この科目は今年からRoyal HollowayのMBAで始まった新科目なので、過去問はなく、そのため、先生が試験に備えられるようサンプル問題を用意してくれました。本試験の問題は非常によく似ています。
初めての科目とはいえ、シンプルで簡単すぎると思われます。
奥深く勉強した人はジャーナルなどから引用したことを書いたりなどして差をつけるのでしょうが、全体として、人による差が出にくいように思われる問題です。
また、今回のSusainabilityの試験前に先生がばらしてくれた問題も載せておきます。本試験問題は全く同じでした。予めばらしただけあって、当日同じ問題を見たらおよそ答えられない、かつ時間切れになる(ケースをまず読まないといけないので)というハードすぎる問題です。
明日は多分Information Systemの試験。
『多分』というのは、実は先週、スケジュールがハードすぎるという学生からの不満が大量にあったので、試験をターム中にやるか、全ターム終了後のイースターホリデー明けの5月にするかを学生からの投票で決めるという運びになったのですが、投票締め切りの23日を経過しても、アドミから全く結果発表の連絡がないのです・・・。
明日試験があるかどうかの正式な連絡がないというのは、ちょっとガマンなりませんし、一般的に考えても非常識この上ないと思われるので、手が空き次第、学部のHead Teacherではなく、大学長宛に抗議の手紙を出そうと思っています。
だって、高いお金を払っているのに、試験の日程はコロコロ変わるは、試験があるかどうかの連絡はないはでは、満足行くサービスの提供を受けていないといえるからです。
働いていた時の忙しさや、厳しさ(『忙しくて間に合わない』なんて理由は社会人には通用しませんよね)を考えると、今のスケジュールの忙しさも十分ガマンの範囲内なのですが、スケジュールそのものが『最終決定』といいつつも何度も変わるのは許容できません。
学部長宛に手紙を出しても、なしのつぶてでないことを祈ります。
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日本語に直訳すると『経営哲学』になるのでしょうが、科目内容は直訳とはかなりニュアンスの異なるものです。
基本的には、『哲学』。
大学生の頃、教養科目で哲学をとっていたのですが、それと基本的に同じ内容で、『人とは?』とか、『Knowledge(知識と直訳して良いのでしょうか?)とは?』とか、恐ろしく抽象的なことをガンガンやっていった後で、先生が、
「ところで、今までの議論はどんな風マネージメントに関係するかな?」
とチョロっとだけ議論するという流れの授業内容です。
マネージメントに本当に関係するのかどうか疑いを持たずにはいられませんが、授業の進め方自体は非常に楽しく、この前は模擬裁判のようなこともやりました(金儲けばかり考えている資本主義至上主義っぽい男性のケーススタディを、検事側と弁護側に分かれて主張し、最後に陪審員役の生徒が判決を下すというもの)。
試験がなければもっと楽しめるのでしょうが、問題は、このような抽象的な理解しかできない科目の試験を如何にパスするかということです。
テキストも買ってみましたが、このテキストもくせ者で、かなり抽象的な議論が展開されています(おもしろいのですが・・・)。
18科目も受けないといけないロイヤルホロウェイのMBAにおいて、試験は心と体を蝕んでいきます・・・。
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明日が試験なのに、月曜火曜と、普通に、いつも通り、授業が朝9時から6時まであります。
試験準備なんかする時間があるのか!?とか思ってしまうハードスケジュールなのですが、昨日と今日の授業で学生に変化が発生しました。
皆さん、試験勉強のため授業をサボっているのです!!
昨日は、60人中30人くらい来ていたのですが、今日は60人中たった7人という少数精鋭で授業を開始し、開始後30分で5人程さらにやってきたので、計12人というセミナーもビックリな濃密度で授業を行いました。
Human resourcesの先生(Dr)は、ドイツ人の40才くらいの男性で、かなりハンサムです。
能力の高いドイツ人(と私は信じています)の例に漏れず、英語はほとんど訛りなしで、たま~に『AND』を『ウント』といったりしているくらい。
身長は190センチ近くあり、小顔で8頭身。
若かりし頃のハリソンフォードの顔を上下にもっとコンパクトにした感じです。
その先生が、今朝は寂しげに微笑んでいました・・・。
金熊妻はドイツ&ドイツ人大好きっ子なので、明日が試験であろうとも頑張って登校したのですが、ちょっと可哀想でした。
そんな寂しげに微笑む先生を、携帯のカメラでパシリと撮る隣の席の台湾人の生徒さん(もちろん女性)。
理由を聞くと、ロイヤルホロウェイのもう一つのMBA・『MBA Public Sector』にも男前の先生が一人いるそうなのですが、どっちの方が男前なのかを友達と比べるため、写真におさめたのだそうです。
金熊妻の携帯は、人目にさらすのが恥ずかしいくらい旧式なので(日本で購入したイギリスで使える基本使用料なしのNOKIAの携帯)、カメラ機能は当然ありません。
かなり目立ちますが、デジカメを持参して、ばれないように気を配りつつ激写しようと思います。
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